痛み・疼痛

むち打ちは日本だけの話?都合のいい痛みもある。

むち打ちは日本だけの話?
都合のいい痛みもある!?

日本では車に乗っていて、後ろから追突されると、まず鞭打ちによる首の痛みを心配しますよね?

しかし、リトアニアでは慢性的な鞭打ちという概念がないので、急性痛でおさまってしまうようです。

痛み・疼痛

リトアニアでは、後部から衝突された、いわゆるむち打ちによる慢性症状が生じるという認識はほとんどない。
方法: コホート研究。後部から衝突された210人へのアンケートによって評価された。最初に痛みを訴えていても、最大持続時間は20日だった。

結論: この国では後部からの衝突による慢性痛という既往の概念がない。…通常、治療コミュニティ、保険会社、または訴訟の関与はなく、急性の鞭打ち傷害後の慢性症状は自己制限的であり、簡潔であり、いわゆる鞭打ち症候群に進んでいないようである。

Pain after whiplash: a prospective controlled inception cohort study. Obelieniene D, et al. J Neurol Neurosurg Psychiatry. 1999.

まとめ

鞭打ちになると慢性的な痛みや頭痛などが「起こると思ってるから起こる」。ということです。

そして、痛みがある方が保険が多く出たりするので、慢性痛の方が都合がいいのです。

もちろんこれは意識的ではなく、無意識的に起こります。

また、痛みというものは、親しい人から心配してもらえます。やらなくて済む仕事や家事も出てきたりします。これは、痛みをよけい慢性的にしてしまいます。なぜなら痛い方が色々と都合が良いからです。もちろんこれも無意識的に起こります。

痛みはバイオサイコソーシャルで見る必要があります。分かりやすくいうと、バイオは身体的、サイコは心理的、ソーシャルは社会的です。

身体的な傷が癒えていても痛みがある場合は、心理的なトラウマやショック、社会的に保護してくれる家族や親族、またストレスの原因にもなる人間関係などが関係してきます。

なかなか痛みが良くならない方は、むち打ちだけに限らず、社会的な状況も考え直してみる必要があります。