首

スマホなどによるストレートネックは痛みと関係ありません

ストレートネックと痛みは関連しない

 

首
ストレートネックとは、自然な首の骨のカーブがなくなった状態のことを言います。

スマートフォンやパソコンのやり過ぎで、首の自然な湾曲がなくなり、ストレートネックになるといいます。

そして首が痛い場合、ストレートネックを治さないといけないと整形外科で言われませんか?

実は、首の湾曲と首や肩の痛みとの関連性はないという研究があります。

日本人による762人の検査により
「C2-C7の矢状アライメントと、男性または女性の首の症状との間には、関連性が見出されなかった。」
※Cは頚椎、矢状は横から見た、アライメントは配列という意味です。

Association between roentgenographic findings of the cervical spine and neck symptoms in a Japanese community population. Gentaro Kumagai, Atsushi Ono, […], and Yasuyuki Ishibashi

 

つまり、首の配列や姿勢を変えることと、痛みを減らすことは関連性がかなり低いという事です。痛みは姿勢や構造とはほぼ関係がありません。

さらに携帯をよく使用する若者に対する研究もあります。本人の痛みの指標と、理学療法士による姿勢の判断による関係性を調べたものです。

テキストネックとはスマートフォンの見過ぎによる、首の姿勢の変化のことです。

18〜21歳の青年150人を対象とした。
首の姿勢は、携帯電話の操作中の自己の知覚と理学療法士の判断によって評価された。
結論: この研究は、18-21歳の若年成人のテキストネックと頚部の痛みとの関連を示さなかった。

Text neck and neck pain in 18-21-year-old young adults.Damasceno GM, et al. Eur Spine J. 2018.

この研究でも、首の角度と痛みとの関連性はありません。

「45歳以上の人々、177人における首の痛みと、頸部の湾曲が相関しているかを調べた研究。

頸部疼痛を有する患者におけるそのような構造的異常の存在は、偶然の一致、すなわち必ずしも疼痛の原因を示すとは限らないと見なされるべきである。」

The association between cervical spine curvature and neck pain.
Grob D, et al. Eur Spine J. 2007.

以上のことから、科学的に見るとストレートネックや頸椎の角度という構造や姿勢は、痛みとの関連がありません。