線維筋痛症/慢性疼痛

線維筋痛症にとって化学調味料や人工甘味料はマイナス

線維筋痛症にとって化学調味料や人工甘味料はマイナス

MSGはグルタミン酸ナトリウムのことで、加工食品や中華料理や外食などに含まれている人工的な旨味成分です。

アスパルテームは人工甘味料のことで、ダイエット〇ー〇などカロリーを抑えているのに甘いジュース類やアイスやお菓子などに含まれています。

そのような化学物質は脳を興奮させると言われています。

線維筋痛症の方の多くには腸の問題があり、過敏性腸症候群を併発している方も多いとされています。

下記の研究ではそういった方に、人工的な興奮毒性食品を除いた食事をとってもらったところ、有意な効果が認められたと言う内容です。

◆研究

過敏性腸症候群(IBS)も患っていた57人の線維筋痛症患者は、MSGやアスパルテームを含む興奮毒性食品添加物を除外した4週間の食事療法を行った。

MSGを除外する課題は、プラセボと比較して、症状の有意な回復を示した。

これらの結果は、一部の患者では食事のグルタミン酸が線維筋痛症症状に寄与してしまっている可能性を示唆している。

実際、線維筋痛症患者の最大81%が過敏性腸症候群に罹患しており、これが線維筋痛症で最も一般的な併存疾患となっている。

中枢感作の鍵となる神経伝達物質はグルタミン酸である。

これは、哺乳類でにおいて最も至る所に存在する興奮性神経伝達物質である。

我々は、興奮毒性除去食が中枢神経系の興奮性神経伝達を変化させることで中枢性感作に影響を与える可能性があると仮説を立てた。

著者らは、血漿グルタミン酸レベルと線維筋痛症の圧痛点との間に有意な相関性があることを報告し、コントロール群と比較して線維筋痛症患者の脳脊髄液グルタミン酸レベルの上昇も報告している。

さらに、核磁気共鳴画像法(MRS)の研究では、健康なコントロール群と比較して、線維筋痛症患者の島皮質、扁桃体、中心後回の興奮性神経伝達物質の脳内レベルが高いことも実証されている。

The effect of dietary glutamate on fibromyalgia and irritable bowel symptoms

K.F. Holton, D.L. Taren, C.A. Thomson, R.M. Bennett, K.D. Jones

◆まとめ

これらのことから、線維筋痛症の方はいろいろな刺激に敏感になってしまっている可能性があり、それが中枢性感作に寄与してしまっていると言うことです。

さらに化学調味料や人工甘味料を除去したことで、有意な効果が現れたと言われています。

腸の調子が少しでも悪いのであれば、こういった食品添加物をできるだけ口に入れないようにした方が良いかもしれません。

他にも炎症させる食事はよくないということや、腸内環境が大事だと言う研究もあります。

何にせよ、食べ物は身体や脳を作る元です。そこに気を配ることで少しづつ変化していくことを目指すことがいちばんの近道かと思います。

 

 

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