DNM/DermoNeuroModulating/デルモニューロモジュレーティング

デルモニューロモジュレーティング

スキンストレッチ

Dermo=皮膚

DERMOはSKINのこと。
皮膚は脳の外側であり、脳は皮膚の内側。
つまり、皮膚に触れることは、脳に触れること。

nerve

Neuro=神経

神経は全身にあり、脳に繋がる。
生活に必要な「動き・感覚」を司る。

BRAIN

Modulating=変化

神経を通じて、脳が変化する。
脳が変わればカラダも変わる。

DNM/Dermoneuromodulating

カナダの「女性」理学療法士であるDiane Jacobs先生が、最新の神経理論と疼痛科学をベースに開発した徒手療法が、Dermo Neuro Modulating。

ダイアン・ジェイコブス

皮神経と末梢神経へアプローチするという、今までの常識にはなかった最新の方法。

Diane先生は50年近くに及ぶ理学療法の経験から、筋骨格という組織ではなく脳を含めた神経系がとても大切だという事に気がつきました。

そして、触れるということは皮膚の神経へ影響を与えることだとの考えから、2005年にDNMを開発しました。

世界最新の疼痛科学に精通していて、2008年にカナダ理学療法学会の疼痛科学部門の立ち上げにも大きく貢献しました。

2015年にはサンディエゴ・ペインサミットで登壇。今では世界15カ国へ広がり、世界の理学療法や徒手療法の次世代のスタンダードになってきています。

DNM大切な言葉DNM「8つの大切な言葉」

  1. Kindness・優しく。

  2. Listen・話をよく聞く。

  3. Slowly・ゆっくり。

  4. Carefully・丁寧に。

  5. Intelligence・知的に。

  6. Responce・反応的に。

  7. Honesty・誠実に。

  8. Comfortable・快適に。

アプローチDNM 5つのアプローチ

  1. スキンストレッチ。

    Dycemという特殊なゴムフィルムを使い、皮膚をストレッチします。持続的にその状態を保つことで、皮膚の神経の血流が改善され、奥の末梢神経まで影響を及ぼします。そして脳を変化させるDNMのメインテクニック。

  2. バルーンテクニック。

    優しく皮膚の層をつかみ、反対側の神経を変化させる。

  3. ツイズリング。

    腕や脚を優しく回すことで、神経とその周囲が広範囲に変化する。

  4. コントラクト・リラクゼーション。

    施術者の手に対して小さい力で抵抗し、数秒後にリラックスする。深い末梢神経の血流が変化する。

  5. ポジショナル・リラクゼーション。

    深い神経が、短く太くなり血流が増えるポジションに腕や脚をもっていき、しばらくキープする。深い末梢神経の血流を促す。

DNM理論DNM「11の概念

脳

  1. 痛みは神経系の中にある。→痛みは身体にあるのではなく、脳で感じる個人的な感覚です。

  2. 脳は反応ではなく予測で動く。→つまり過去の経験や記憶、文化的なものが大きく作用します。

  3. 脳は侵害受容信号を除去するため進化した。→様々な情報を常にフィルタリングしています。

  4. 組織ではなく、痛みの原因を治す。→本当の原因は筋肉や関節などの組織ではなく、脳を含めた神経系です。

  5. 症状名ではなく痛みを治す。→特別な原因がなくても、痛みは現れることがあります。

  6. 皮膚にしか触れる事はできない。→皮膚以外の筋肉や筋膜や骨に直接触れることはできません。

  7. 神経系は栄養と酸素と排出を必要としていてとても敏感。→神経系は全身の質量のわずか2%ですが、酸素とグルコースを消費する量は25%にも及びます。

  8. 神経は圧迫されたり、伸ばされたりして影響を受ける。→神経の血流が滞ってしまいます。

  9. 動くことは薬のようなもの。→色々な動きを行うことは神経にとってとても大切です。

  10. 徒手療法は社会的なグルーミング。→グルーミングとは、毛づくろいによるコミュニケーションのことです。

  11. より少ないことは、より豊かなこと。→Less is More。多くの刺激や余計な概念はマイナスに働きます。神経系に絞ることでより大きな変化を得ます。

     


DNM関連の本医道の日本 2014年11月号

Massage & Bodywork 華麗なるデルモニューロモジュレーション/Jason Erickson 訳:長谷川玲奈


デルモニューロモジュレーティング日本語版第2版

デルモニューロモジュレーティング日本語版・ダイアンジェイコブス・岩吉新

DNM日本語版を翻訳してAmazonより出版中。

デルモニューロモジュレーティング第2版では福井勉先生(理学療法士)と著者のダイアン先生が日本語版限定の前書きを書いて下さいました。第2版と第1版の内容は同じですが理解しやすいように再翻訳しました。カナダの女性理学療法士であるDiane Jacobs先生が、最新の神経理論をベースに開発した徒手療法がDermo Neuro Modulatingです。Diane先生は40年近くに及ぶ理学療法の経験から、筋骨格という組織ではなく脳を含めた神経系がとても大切だという事に気がつきました。最新の神経科学や疼痛科学に基づき、皮神経と末梢神経へアプローチするという今までの常識にはなかったDNMを生み出しました。デルモニューロモジュレーティングは、患者の自己感覚から皮膚細胞に至るまで、神経系全体を考慮した相互作用的で体系化された徒手療法です。 テクニックは、ゆっくり、軽く、優しく、知性的で、感受的であり効果的です。四肢と体幹のポジションニングは、より深い神経幹(神経コンテナを短くして広げることによって)に影響を与え、皮膚の中で枝分かれしている皮神経の領域に直接向けられたスキンストレッチ(神経コンテナを通じてさらに神経構造を引き出すことが出来る)と組み合わされます。患者の身体を徒手で操作することは、変化するために治療の状況を発展させる一部分でしかありません。しかし、それは良い状態になり得ることでもあるのを覚えておくのは賢明なことです。治療前に行われる良い疼痛教育と、治療後に行われるいくつかのシンプルな運動療法を含む、うまく構成された状況の中で行われる熟練した徒手療法家による手助けは、患者様が自分の身体とより良い関係性を築くのを助けることができます。


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岩吉新が代表を務める
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